外壁塗装に必要なプロの道具とは?
こんにちは。神奈川県横浜市旭区 緑区を中心に、外壁塗装を行っているヨコハマリノベーション株式会社です。

外壁や屋根の塗装に使われる道具は、用途や仕様によって、さまざまな道具が使われるのをご存知ですか?そこで今回は、私たちが使っている職人の8つの道具について紹介します。

外壁塗装にはどのような道具が使われる?

外壁塗装にはどのような道具が使われる?
外壁塗装にはいくつかの工程があり、それぞれの工程で異なる道具が必要です。

たとえば、一戸建ての外壁塗装では、主にローラと刷毛を使用します。また、業務用の高圧洗浄機などの高価な道具もあります。業務用の道具は、市販のものよりも効率よく丁寧に塗装をすることが可能です。

8つの職人道具を紹介

8つの職人道具を紹介
外壁塗装の基本的な塗り方は、大部分をローラーで塗り、細かい部分は刷毛(ハケ)で塗る方法です。それでは、私たちが普段使用しているプロの道具を紹介します。

羊毛ローラー

ローラーの中でも最も使う頻度が高いものが羊毛ローラーです。羊毛は、細くて柔らかく丈夫なため、凹凸があるような外壁でもしっかりと塗れます。

羊毛ローラは、毛丈の長さによって3つの種類に分かれます。それぞれの特徴は以下の通りです。

・短毛ローラー(6mm前後)‥凹凸がなく、平らな部分を塗るのに適している。
・中毛ローラー(13mm前後)‥3つのうち、中間の長さで、さまざまな場所に使いやすい。軒天井などに使う。
・長毛ローラー(20mm以上)‥凹凸が大きい部分や外壁がざらざらした場所に適している。

粘着力の低い塗料でも使えるため、幅広い用途に対応できるでしょう。

刷毛(ハケ)

刷毛(ハケ)
細かい部分を塗る役割をもつ刷毛は、用途によってさまざまな特性の刷毛を使いわけます。一般的には、水性刷毛と溶剤刷毛の2つが使われます。

水性刷毛(ナイロン刷毛)は、水性塗料が塗れる刷毛で、主にナイロンなどの合成繊維でできています。また、ナイロンと豚やヤギなどの動物の毛を組み合わせたものもあります。

たとえば、モルタル外壁の仕上げ方法の1つであるリシンのようなザラザラした面は、硬い豚毛が使われます。

一方、溶剤刷毛は、油性塗料を塗る際に使う刷毛で、主に馬や羊、ヤギなどの獣毛が使われています。

今回ご紹介した刷毛以外にも、たくさんの獣毛の種類があり、プロは用途や仕様によって適切な刷毛を選び、塗装を行います。

マスキングテープ

マスキングテープは、後からきちんとはがせる養生テープの一種です。

外壁塗装においても、貼ってからはがす工程は同じですが、野外で使うため、強い粘着性と綺麗にとりのぞける特徴が重要です。

スプレーガン

スプレーガン
スプレーガンは、液状の塗料を外壁に霧状にして噴射する道具です。

ザラザラした天井や外壁に使うリシンガンや、温風を出しながら飛散を少なくする温風ガンなど、多くの種類があります。

マンションの凹凸模様や、雨戸の吹き付けやベランダの塗装などにも使われています。また、赤鳥模様などの模様を作る際にも適した道具といえるでしょう。

スクレーパー

スクレーパー
スクレーパーは、金属やプラスチックでできたヘラに木やプラスチックの柄がついた工具です。頑固な汚れの掃除や壁紙シール剥がしなど、少し削り取る作業に使います。

皮すき

皮すき
皮すきは、金属製のヘラで、常に持ち歩いている道具の一つです。

外壁の高圧洗浄後に残った塗膜を薬剤で浮かせ、こそぎ落としたり、塗料缶の蓋が固まっている場合に開けたりするなど、多目的に使われます。

ラスター刷毛

ラスター刷毛
ラスター刷毛は、塗装前のホコリ取りや養生テープを貼る前の掃除用道具として使える刷毛です。掃除以外にも、粘着力の高い接着剤の塗料を塗る際にも、使われる場合があります。

高圧洗浄機

高圧洗浄機
一軒家の場合、高圧洗浄機は必ず使う道具です。塗装前に屋根外壁を洗い流す目的で使います。

業務用の高圧洗浄機は、パワーもあるため効率的に作業を進められます。

まとめ

外壁塗装に必要なプロの道具について紹介しました
今回は、私たちが使っている外壁塗装に必要なプロの道具について紹介しました。さまざまな道具を使いこなしていても、技術力が低ければ、美しく仕上がりません。

確かな技術力のある業者を選びましょう。

外壁・屋根塗装の事前調査とは?

こんにちは。神奈川県横浜市旭区 緑区を中心に、外壁塗装を行っているヨコハマリノベーション株式会社です。

最近、お客様から「塗装前の事前調査は何をしていますか?」とお問合せがありました。

弊社では、十分な現地調査を行い、建物に合った塗装方法や塗料選びをお客様と相談しながら行っています。

そこで今回は、普段私たちがしている事前調査の概要を説明します。

塗装前の事前調査とは?

塗装前の事前調査とは?

事前調査とは、見積書を作成する際に建物の状態を調べる作業を指します。建物の劣化度や塗装箇所など作業に必要な情報を確認します。同時に、周囲の環境や道幅などもチェックしています。

調査時間は、お客様に説明する時間も兼ねているため、1時間程度かかります。

塗装前の事前調査はどのようなポイントを見るのか

塗装前の事前調査はどのようなポイントを見るのか

塗装前の事前調査はどのようなポイントを見るのでしょうか。3つの項目に分けて説明します。

外壁塗装の傷みを確認する

外壁塗装で確認するポイントは、以下の通りです。

・外壁のひび割れや(クラッグ)、欠け
・雨漏りの有無
・石材が外壁に貼り付けるある石貼りの状態
・外壁の表面を保護している塗膜の状態(撥水状態)
・チョーキング現象の有無

外壁を触ると、白い粉状の物質がつく現象を「チョーキング現象」と呼びます。チョーキング現象の白い粉は、雨や紫外線によって崩れた合成樹脂の顔料が要因です。

目視だけではなく、壁に触れるなど、さまざまな観点から調査を行います。

屋根の痛みを確認する

屋根の状態を確認する際は、まず塗れる屋根かどうかをチェックします。たとえば、瓦の家は屋根を塗る必要性はないでしょう。

また、住宅専用のスレート屋根材「コロニアル」は、初期に製造されたものにはアスベストが含まれていました。2004年以前に製造された「コロニアル」であれば、中身が非常に劣化している可能性が非常に高いです。その場合、塗装ではなく、吹き替えやカバー工法で屋根の修繕を提案します。

さらに、以下のポイントに留意しています。

・屋根材のめくれ状態
・板金の状態
・コケの発生や汚れの蓄積、色落ちなどの汚れ具合
・ベランダからの水漏れ

ベランダの下には天井があります。もし屋根から流れる水が下に漏れていれば、天井にシミができているでしょう。シミがあれば、どこかの場所から水漏れが起きている可能性が非常に高いため、確認する必要があります。

図面をみて必要な塗装面積を計算する

塗装面積の算出は、基本的に図面を使って行います。図面がない場合は、実寸で測定します。
図面は、家を購入した際に不動産屋から受け取るのが一般的です。図面があれば、正しい見積もりを出せるため、大切に保管しておきましょう。

事前調査はなぜ重要?

事前調査はなぜ重要?
事前調査は、現場の正しい情報や問題を把握する上でとても重要です。写真だけでは、必要な情報は得にくく、実際に現場に行かなければ分からない事柄が多々あるからです。

最初に丁寧な調査を行うことで、お客様に適切な見積もりを提示し、工事のトラブルを未然に防げるでしょう。

事前調査は、お客様に安心して工事を依頼される上で非常に重要な要素と考えております。

まとめ

事前調査
今回は、普段私たちがしている事前調査について説明しました。お客様の写真だけで見積もりを出す業者も存在しますが、実際には、周りの環境など多角的に把握する必要があるでしょう。また、現地調査がない場合、追加費用や誤った施工などのリスクが増える可能性もあります。

専門的な知識と技術を持つ私たちの事前調査は、1時間ほどで終わります。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。