こんにちは。神奈川県横浜市旭区 緑区を中心に、外壁塗装を行っているヨコハマリノベーション株式会社です。
最近、お客様から「塗装前の事前調査は何をしていますか?」とお問合せがありました。
弊社では、十分な現地調査を行い、建物に合った塗装方法や塗料選びをお客様と相談しながら行っています。
そこで今回は、普段私たちがしている事前調査の概要を説明します。
塗装前の事前調査とは?
事前調査とは、見積書を作成する際に建物の状態を調べる作業を指します。建物の劣化度や塗装箇所など作業に必要な情報を確認します。同時に、周囲の環境や道幅などもチェックしています。
調査時間は、お客様に説明する時間も兼ねているため、1時間程度かかります。
塗装前の事前調査はどのようなポイントを見るのか
塗装前の事前調査はどのようなポイントを見るのでしょうか。3つの項目に分けて説明します。
外壁塗装の傷みを確認する
外壁塗装で確認するポイントは、以下の通りです。
・外壁のひび割れや(クラッグ)、欠け
・雨漏りの有無
・石材が外壁に貼り付けるある石貼りの状態
・外壁の表面を保護している塗膜の状態(撥水状態)
・チョーキング現象の有無
外壁を触ると、白い粉状の物質がつく現象を「チョーキング現象」と呼びます。チョーキング現象の白い粉は、雨や紫外線によって崩れた合成樹脂の顔料が要因です。
目視だけではなく、壁に触れるなど、さまざまな観点から調査を行います。
屋根の痛みを確認する
屋根の状態を確認する際は、まず塗れる屋根かどうかをチェックします。たとえば、瓦の家は屋根を塗る必要性はないでしょう。
また、住宅専用のスレート屋根材「コロニアル」は、初期に製造されたものにはアスベストが含まれていました。2004年以前に製造された「コロニアル」であれば、中身が非常に劣化している可能性が非常に高いです。その場合、塗装ではなく、吹き替えやカバー工法で屋根の修繕を提案します。
さらに、以下のポイントに留意しています。
・屋根材のめくれ状態
・板金の状態
・コケの発生や汚れの蓄積、色落ちなどの汚れ具合
・ベランダからの水漏れ
ベランダの下には天井があります。もし屋根から流れる水が下に漏れていれば、天井にシミができているでしょう。シミがあれば、どこかの場所から水漏れが起きている可能性が非常に高いため、確認する必要があります。
図面をみて必要な塗装面積を計算する
塗装面積の算出は、基本的に図面を使って行います。図面がない場合は、実寸で測定します。
図面は、家を購入した際に不動産屋から受け取るのが一般的です。図面があれば、正しい見積もりを出せるため、大切に保管しておきましょう。
事前調査はなぜ重要?
事前調査は、現場の正しい情報や問題を把握する上でとても重要です。写真だけでは、必要な情報は得にくく、実際に現場に行かなければ分からない事柄が多々あるからです。
最初に丁寧な調査を行うことで、お客様に適切な見積もりを提示し、工事のトラブルを未然に防げるでしょう。
事前調査は、お客様に安心して工事を依頼される上で非常に重要な要素と考えております。
まとめ
今回は、普段私たちがしている事前調査について説明しました。お客様の写真だけで見積もりを出す業者も存在しますが、実際には、周りの環境など多角的に把握する必要があるでしょう。また、現地調査がない場合、追加費用や誤った施工などのリスクが増える可能性もあります。
専門的な知識と技術を持つ私たちの事前調査は、1時間ほどで終わります。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。